GENOVA分析記事第三回目となりました。
前回まではメディカルプラットフォーム事業の生み出す好循環について話しましたね。
その続きです。
銘柄分析【9341】GENOVA Part3
過去の業績
と、その前にここで一度この企業の業績の推移を見ておきましょう。
私の相棒「銘柄スカウター」の登場です。
上場したてなので3年間の業績しかありませんね。
売上は30%近くで伸びているし、営業利益はそれ以上に伸びている。
さあ、算数の問題です。
“ここから何が言えるでしょう?”
そう、利益率も伸びているということです。
やはり伸びていますね、そして高いですね。
2023年の営業利益率の予想値は25.2%です。
正直これを初め見たときは
「あぁ、もうちょっと低ければなぁ」
と思ってしまいました。
なぜだか分かりますか??
過去の記事でも触れておりますが、低利益率の銘柄に投資するとメリットが多いからです。(下記記事参照)
・10倍株(大化け株)を見つけるには利益率の低い銘柄を狙え!!
・利益率の低い銘柄の利点 ①割安で買える(割安とはディフェンス面でもオフェンス面でも素晴らしいことだ)
営業利益率25%というと結構高いですからね、そのうち頭打ちになってもおかしくありません。
ではそれでもなぜ投資したのかというと、
①売上の成長率が高いから
まずは売上の成長率が30%程と高かったためです。
この先も売上の成長率・利益率・PERが横ばいに推移してくれれば、それでも年間30%の株価上昇が見込めるなら十分でしょう。
②まだ利益率上昇の余地があるから
こちらの方が重要です。
一見25%と高利益率でそろそろ頭打ちのように感じてもおかしくないのですが、まだ利益率上昇の余地があると踏みました。
それはなぜかというと…
再びメディカルプラットフォーム事業に戻りましょう。
Part1で四季報に書かれたメディカルプラットフォーム事業のセグメント利益率覚えてますか?
50%でしたね。
50%って相当高いですよ!?
それでもこの事業の利益率はまだ上昇すると思っています。
それは前回の記事で語ったように値上げと金融機関との提携拡大により利益が大きくなるのですが、これは利益率上昇にも寄与すると考えたからです。
特に値上げはコストをそのままに利益が積み上がるので当然利益率の上昇に繋がるでしょう。
売上成長×利益率上昇のインパクト
売上成長率がこのまま25~30%を続けるとしたら、ほんのわずかでも利益率が上昇すれば利益はかなりのスピードで増えていくことになります。
PER20倍台前半なら成長率が25~30%くらいで十分なのに、利益率の上がり方によっては50%以上になってもおかしくはないでしょう。
それだけ利益率の上昇というのはインパクトがあるのです。
それに利益率の上昇が見込めれば仮に売上成長率が落ちたときに利益成長の担保にもなりますしね。
さて、今回もこの辺にしておきましょう。
次回はもう1つの事業「スマートクリニック事業」についてと、なぜこんな魅力的な銘柄が割安なのか、そしてこの銘柄によってどのくらいのパフォーマンスを得られそうかというのを探っていきます。
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