銘柄分析【9162】ブリーチ Part4 ~株価はどこまで上がるか!?&懸念事項~

銘柄分析【9162】ブリーチ Part4 ~株価はどこまで上がるか!?&懸念事項~

前回まででブリーチの魅力・強み・割安度について書いてきました。

今回でラスト。
この銘柄でどれくらい儲けられるかの皮算用と懸念事項についてです。

銘柄分析【9162】ブリーチ Part4
~株価はどこまで上がるか!?&懸念事項~

皮算用

この”皮算用”については話半分で聞いてください。
別に「この銘柄でこれだけ儲かるよ!!」と予言したいわけではありません。
強いて言うならば、

「割安と成長を持ち合わせた銘柄がどれほどの潜在力を秘めているか」

を示したいというところでしょうか。
さて、前提としてこの銘柄がとても上手く行ったと仮定します。

今までの売上の成長性、現在の利益率やビジネスモデルを勘案すると今後の成長率は30%以上は見込めるでしょう。
そうすると株価も1年で30%以上の上昇を期待したいところです。
30%だったとしても
1.3✕1.3✕1.3=2.2倍。
これはただの成長株。

でもこの銘柄はそれに加えて「割安」も持ち合わせています。
初めて買ったときのPERは9.4倍でした。
そこに30%の成長が続けばPERも見直されて30倍に到達してもおかしくはない。
そうすると
30÷9.4=3.2倍

これをかけ合わせると…
2.2✕3.2=7.04

ということで7倍を期待できるということになります。
3年で7倍であれば素晴らしい結果といえるでしょう。

これがPER40倍にでもなってご覧なさい。(成長率30%の銘柄がPER40倍は全然有り得る話ではある)
たちまちテンバガー達成!となりますよ。

懸念点

夢を見るのは自由です。
ここからは夢から醒めるお話を。
(とはいえ先月の下方修正で一度醒めたのは置いておきましょう)

完璧な銘柄というのは存在しません。
いくつかこの銘柄の懸念点を。

市場の変化

市場とはいっても株式市場ではありません。
マーケティング業界における市場です。
以前マイクロアドという銘柄を保有していて、こちらも一応マーケティング業界に入るのかと思うのですが、昨年中頃から業績が急に低迷しました。
マーケティング業界に何か悪い風が吹いているのではとちょっと臆病になってしまいました。

恐怖に支配された

実はこのブリーチという銘柄は今年の勝負銘柄になりそうな感じが当初からしていたんです。
結構な魅力を感じて去年からせっせと仕込んでまいりました。
このブログでも時折そのことについて軽く触れていたのですが、条件が整えば大きく買って勝負に出ようと思っていました。
1Qの業績も思った通りで順調に見えたのですが、株価が下がる中で少しずつ買っていくといつしかこの懸念点が頭を支配し始めて当初目論んでいた株数を買う手前で手を止めてしまったという過去があります。
(そして手を止めたら底を迎え、上がっていったというよくある裏目に出るパターンに…)

その一方で今も保有しているMacbee Planetという銘柄もマーケティング業界の銘柄なのですが、こちらはそんなの関係なしに順調に業績を積み上げています。
なのでなんとも難しいところなんですね…。

利益の予想がない

通期の業績予想は売上・利益含めて出ています。
そして見ていただいた通り(明確な数値は開示されていないけれども)四半期ごとの売上の推移のグラフも資料にあります。
しかし利益の推移はありません。
”売上はうまく行っていても利益が出ていませんでした”パターンにならなければという懸念はあります。
とはいえあの売上の推移のグラフがあったからこそ、それなりの自信とともに投資できたので大変ありがたいものです。

予想を超えていない

これが地味に気になっているところではあるのですが実は業績の会社予想、これは保守的に建てているそうです。
しかし1Qは私の予想にピタリの着地。
いい感じの着地に見える一方で「あれ、超えてこなかったな」という思いも…。

こんなふうに気にし始めたらキリがないのですが、買うのに躊躇する理由も色々あるのです。
その大部分は単なる憶測に過ぎないんでしょうがね…。

まとめ

繰り返しになりますが、ここまでは全て1Qの決算発表時点での分析です。
こんな風にしてこの銘柄を分析して購入するに至りました。
しかし、その後下方修正となってしまいました。
とはいえビジネスモデルが崩れたものではありませんので、引き続きこの銘柄には期待していきたいです。
そして未だに大躍進を遂げてくれるものだと信じています。

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