
最近あれだけ動かなかった株価が動き出し、懐が温まり始めました。
昨年は思うように株価が上がらず非常にモヤモヤした時期を過ごしたので嬉しい気持ちでいる一方、実は嬉しさ一色ではないんですよね。
そこにはちょっと複雑な感情も混じっています。
ある日寝るときに「この感情っておいしい食事をするのと似ているな」って気付いたんです。
今日はそんなお話。
飲食店に入ってメニューを眺めると美味しい食べ物が目に入ります。
「これだ!これは絶対うまいぞ!」
ということでそれを注文。
このお店には品数が3500以上もあってその中から好きなものを選びます。
そのメニューというのが四季報で私はよくこの中から「これはうまそうだ!」というのを買っているわけです。
注文したけれど牛丼屋のようにすぐに運ばれてくることもあれば、待てど暮らせど来ないときもある。
後者がちょうど去年のグロース市場。
「いつまで待たせんだ!!もうできてもいい頃だろ!」と叫んでも意味はなく、頼んだらひたすら待つしかありません。
そしてなんとこの店では頼んだものが永遠に来ないことさえあります。
しかも前払式でもう食券を買ってしまっているのです。
お金払っているのにいつまでも待たせられればそりゃ不快にもなりますが、市場はそんなこと知ったこっちゃない。
でも選んだものが良ければすぐに運ばれてくることもあり、そこには思った通りの、時には思った以上においしくてたまらない料理が来ることもあります。
株価が上がれば嬉しくてたまらない。
口に運べば「うまい!うまい!」とばかりに喜びが溢れる。
その一方で無限に食べれらるわけではない。
おいしいものを食べて幸せな一方でお腹は膨れてくる。
食べ始めてしばらくすると「あれ、もうそろそろお腹いっぱいだな」と思い始める。
食べてて幸せな一方で「もうすぐ腹が膨れて食べられなくなるな」という複雑な感情に。
これを無視して食べ続ければリバースすることだってある。
だからおいしい料理でもしばらく食べ続けると「もうちょっとゆっくりでいいのに」と思う。
一番の理想は「とてもおいしい料理をずーっと食べ続ける」にあると思う。
だから株価は業績に合わせて動いてくれるのが一番。
あんまり食べるのを急かされたくはない。
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