いやー市場が荒ぶってますねぇ。
私のポートフォリオも大きく影響を受けています。
(今年は今までヨコヨコでTOPIXを下回っていたくせに落ちるときはTOPIX以上の下落をするっていうね…)
まだ暴落ってほどではないですがこのような下落相場のときって買い増すべきかもうちょっと待ったほうがいいのか迷いますよね。
今回はそれについて考えてみましょう。
下落相場の中いつ買うべきか
相場は読めないと心得る
まず誰しもが考えそうなことはこんな感じでしょうか。
- この相場がこの先どうなるか
- このまま下げ続けて◯◯ショックなんてことになるのか?
- これはごく短期的なものですぐに反発するのか
気になりますよね。
答えはこうです。
相場はよいかって? そんなこと聞かれても困る
ピーター・リンチ
そのままです。
そんなこと聞かれても困るんです。
そんなことは誰にもわからないんです。
「なんだよ使えねぇなぁ、そんなこともわからず儲けられるかよ!!」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そういうもんです。
相場なんてどうなるか誰にもわかりません。
わからなくても儲けられます。
少なくとも私はそれでも儲けてきました。
相場は読めないものということに関して話すと長くなり、今回の主旨と離れそうなので次回の記事で触れようと思います。
と、まあ未来は誰にもわからないということを理解し、受け止めることが投資で成功する第一歩となるのです。
そして大事なのはこれからどう動くのか見極めてどちらかに重心を大きく傾けるのではなく、ある程度どちらに転んでも良いように備えておくことが大事なのです。
(どちらかに大きく賭けることも時にはアリですが、少なくとも今はそんな局面ではない)
いつ買うべきか
それでは本題です。
- いつ買いを入れればいいのか。
- 今買ってさらに下がったらどうするのか。
- 今買わずに反発したらどうするのか。
私も下落局面を迎える度に悩みました。
100点の回答はどうやっても出ないでしょうが、今のところ行き着いた答えとしては
“自分がどれだけのリターンを望んでいるのか”
を意識するのが良いのではということです。
具体例をあげてみましょう。
あなたが狙っている銘柄の適正価格を100円と値付けしたとします。
つまりこの株は「下落相場が来ても、いずれそれが過ぎ去ってくれれば100円に戻ってくる」と考えているわけです。
そして今まさに下落相場がやってきてその銘柄の株価が90円になったとしましょう。
あなたはその時買いますか?
まだ下落を待ちますか?
ここで「買っても良い」と思えるならばあなたは10%のリターンで満足しているということになります。
しかしそんなことを意識せずにもっと高いリターンを求めているのにも関わらずここで買ったとすると、後々もっと大きな下落が来たときに(90円で買ってしまったがために)あなたの求めているリターンが得られなく可能性があるということです。
個人的には少し下がったくらいでちょこちょこ買って小さなリターンを得るよりもある程度大きな獲物が現れるまで待つのが良いのかなというのが今までの経験則です。
結局そこまでのものが現れなくてもポートフォリオが大きく傷つくってことにはならないじゃないですか。
中長期投資っていうのはちまちまと小さな利益を積みあげるというよりも、損を出す銘柄がありながらもでっかい利益を産み出す銘柄を放さずに持ち続け、結果的に全体としてでっかく儲けるのが魅力なんです。
やはり投資の利益は我慢料なのです。
下落はポートフォリオの質を上げるチャンス
しかし確かに話はもう少し複雑かもしれません。
- 元々狙っていたある銘柄があと10%下がってくれたら期待リターンに見合うというところに下落相場がやってきたから買った。
- 下落相場によって今持っている銘柄よりも魅力的なものが出てきたから乗り換えた。
これらは合理的と言えるでしょう。
現金比率を保ちながらポートフォリオの質を上げるのは良策といえるでしょう。
まとめ
- 相場は読めないと理解し、受け止めること
- 下落相場では自分の期待しているリターンを意識すること
- でっかい利益が中長期投資の魅力である
バフェット曰く投資とは見逃し三振のない野球です。
ホームランとまでいわずとも長打が狙える球が来るまで待っても良いのではないでしょうか。
株式市場に見逃し三振はありません。
ウォーレン・バフェット
投げられる球、投げられる球、全てを振らなくてよく、良い球を待ち続けられるのです。
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