11月決算振り返り(マイクロアド・ラキール等)
前回の記事でお伝えした通り、11月の決算ラッシュは惨敗となりました。
今回はその振り返りです。
【9553】マイクロアド
まずはこいつですね。
今年はこの銘柄に振り回された一年でした。
天国から地獄へと。
それでは本決算となった決算短信を見てみましょう。
見た目は悪くなさそうな感じにはなってます。
しかし今年上方修正したのですが、その数字に未達となっております。
なぜか・・・?
この銘柄、2Qまでは順調でした。
そしてそこで上方修正。
その後3Q決算でちょっと見た目が悪い決算が出てそこから大幅に売られ始めました。
しかし私は成長が止まったわけではないと判断し、持ち続けました。
それがこの記事ですね。
しかしその後の4Qの決算で悪い数字が出てしまったということです。
3Qの分析の何が間違いだったのか
3Qの分析で何が良くなかったのか。
見てみましょう。
あの分析記事で「UNIVERSEが主力」であり、「UNIVERSEの成長力は落ちていない」から問題ないと書きました。
4Qの決算説明資料を見てみましょう。
3Qから停滞し始めていましたね。
しかし、「あれ、3Q時点でこんなにも落ちてたっけ?」と思い3Qの決算説明資料を見返してみると…
3Q時発表のグラフが4Q時発表のものと明らかに違いますよね!?
FY23のグラフが3Q時発表の方が上にかさ増しされています。
おいおい、まさか間違った資料開示してたのか…!?
なんだか騙された気分ですよ。
こちらIRに問い合わせたところ、4Qは以前とは違ったデータを使うようになったとのことです。
データは揃えるべきではないかと…
恣意的な印象を受けてしまいます。
いずれにせよこの落ち込みが一時的なものか今後も続くのかは後になってみないとわかりません。
不確実性がある以上、いくらかは売っておいても良かったでしょうね。
【4074】ラキール
続いてはラキール。
こちらは今回3Qの決算発表でした。
決算発表と同時に下方修正が発表されました。
前回の2Q時点でこの懸念はありました。
2Qの決算説明資料で以下のような文言がありました。
上期に見込んでいた大型ライセンス契約が、下期に期ずれしたため、上期業績の進捗遅れが発生。
下期での契約は見込めるため通期業績予想は変更ありません。
正直嫌な感じはしました。
このいわゆる”期ズレ”は今までの経験から言ってもあまり良い印象がありません。
本当にただ単に売上の計上が後ろ倒しになっただけなら良いのですが、
今回のように後になって
「ごめん、やっぱ売れなかったわ」
これが多いんですよね。
なのである程度覚悟はしていたのですが残念です。
ここはこれから見直さないといけないところです。
【3963】シンクロ・フード
こちらの決算は悪くなかったです。
そして、初配当を発表し、ストップ高!!
しかし、その後全て売却しました。
こちらが思っていたほどの成長力がもう無くなってきたのかなというのが理由です。
そもそもここは私の投資基準からすると利益率が高すぎていました。
営業利益率で30%程。
しかし、それでも買ったのは多少の利益率上昇余地がまだありそうなのと、何より売上成長率が高そうでそれがまだ継続するだろうと踏んだからです。
しかし今のところ思っていた以上の売上成長率を残していませんし、それにしてはPERが割高に感じてしまったからです。
なので、今回初配当で上昇してくれたのは都合が良かったです。
まとめ
最後にポジティブなことをお伝えします。
こうしてみるとあたかもこれらの投資が失敗だったように映りますが、損をしたわけではありません。
マイクロアドは購入から1年で買値から2倍弱で売却、ラキールも同じく保有期間1年で買値から+30%のところで売却。
なので損をしたどころか儲けています。
この期間でこのパフォーマンスならかなり喜べるものです。
それは何より安く買っているからでしょう。
価値と価格を照らし合わせて安全余裕率を持って買うことができているからです。
だがしかし、
「もっとうまくできたはずだ!!」
この感情を捨てきれません。
そこで次に続きます。
次の記事は今年の反省と今後の方針です。
まだ続く大反省会にお付き合い下さい。
膿は出し切って来年を迎えますよ。
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