今年も残り僅かとなってまいりましたので少し今年を振り返ってみようと思います。
以前紹介したmyTradeというアプリを使って今年はどんな銘柄で儲け、どんな銘柄で損したのかと調べたところ、面白いことがわかりましたので紹介します。
コツコツヒットではなく満塁ホームランを狙え!!
こちらが今年保有していた株の一覧です。
上から順に儲かった銘柄を並べています。
⑪クレオ ⑫デコルテ・ホールディングス ⑬コパ・コーポレーション ⑭グリムス ⑮メディカルシステムネットワーク ⑯No.1 ⑰ドーン ⑱ギグワークス ⑲システムサポート ⑳パシフィックネット
アプリで画像として保存できるのが10銘柄までだったので右側は手入力となりましたが、今年は一時的なものも含めて20銘柄保有していたということです。
意外な事実
そして伝えたいのはどの銘柄が儲かったとかいう話ではありません。
このランキングだけ見るとわからないのですが、実はアプリ上では儲かった額も載っています。
それはここでは非表示にしているのですが、それが意外だったんです。
まだ今月が終わっていないので正確なリターンは計算していないのですが、先月末時点での成績は昨年末比+7.3%でした。
それを考慮すると今年利益をあげたのはこの20銘柄中何銘柄だと思います?
正解は・・・
ドドドドドド・・・ドンッ!
5銘柄でしたーーっ!
打率.250ですね。
半分もない。
しかも、トップ2(イーエムネットジャパン、アズーム)の利益の合計はプラスになった5銘柄の利益のなんと94%を占めています。
今年の利益はほぼこの2銘柄であげたといっても過言ではないのです。
そうすると打率なんと.100ということに…!
ピッチャーレベルの打率ですね。
こんなお化け銘柄を掴めたことに喜んでいいのか、低打率に悲しむべきか迷うところではありますが…
注意書き
ここで一応注意書きを。
※このランキングはあくまで今年に限ったもので今年に限らなければ十分儲かった銘柄も存在する。
例えば今年ダメダメトップ2のパシフィックネットとシステムサポートは保有してから2,3倍になった。
※買って短い期間で手放した株はほとんどがマイナス。
そしてその銘柄は「他に良い銘柄が見つかった」等、必ずしも失敗だったとはいえない銘柄も含まれている。
これらを考慮すればもう少し打率は良いとは思います。
実際に軽く調べたところ他の年はここまで打率が低くなかった。
損は小さく、儲けはバカでかく!!
この結果から言えることは、いくつかの銘柄で失敗しても満塁ホームランを打てば大きく勝てるということです。
ただし、リスク管理は大事ですよ。
そうでないと取り返しのつかないことにもなります。
それでも、現物株をやっている限り損は限られています。
100万円投資したら損は100万円までです。
しかし利益は200万円にも1000万円にもなり得るのです。
それを利用すれば良いんです。
だから、コツコツヒットではなくど真ん中に絶好球が来るまで待ってフルスイング!!!
これが勝つコツとも言えるでしょう。
株式市場に見逃し三振はありません。
ウォーレン・バフェット
投げられる球、投げられる球、全てを振らなくてよく、良い球を待ち続けられるのです。
低利益率投資
この結果は低利益率投資が関係していそうってのもある気がしますね。
低利益率の銘柄に投資すると利益率の改善・売上の増加・PERの上昇のトリプルパンチでとんでもなく上がる銘柄を見つけ出すことができます。
それにより他の銘柄である程度損をしてしまってもそれを打ち消して余りあるほどの利益を生み出してくれるのです。
打率が低いから安定した利益が出ないのではという懸念もあるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
今は10銘柄を目安に保有しているのでイチかバチかなんてギャンブル的なことをしているわけではありません。
過去の成績を見ても(下記の記事参照)、低利益率を意識し始めた2017年頃から急激にパフォーマンスが改善していますし、2020年までのパフォーマンスは平均すると+36.1%、毎年プラスでTOPIXを上回っています。
今年も前年末比プラスはなんとか継続できそうですし(最後の追い上げでギリギリだったな…)、今後もこの手法の優位性を結果で示していければと思います。
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