2023年の振り返り&反省&今後の方針
前回の記事で11月の決算を振り返りました。
反省すべきところが多い決算となりましたが、これを踏まえて今年の振り返り・反省・今後の方針について語ります。
売り時について
前回の記事にも記したようにマイクロアドにしてもラキールにしても買った銘柄・買った値段については問題ありませんでした。
ただ、売り時が問題だったのです。
両銘柄とも儲けはしたもののもっと高いところでも売れたのではないかと。
マイクロアドに至っては一時期7倍にもなっていました。
しかし、売りませんでした。
業績に問題がないと判断したためです。
しかし、一方では今回のようにそう(業績に問題がないように)見えても未来は不確実なのでいくらかは売って良いのではないかとも感じました。
少なくとも7倍になったときに、
「自分の理解を超えて株価が上がっているな」
と感じたので流石にここまでいったら部分的にも売るべきだったでしょう。
期ズレについて
続いてはラキールで受けた期ズレについてです。
この”期ズレ”ってのが厄介なんですよね。
後になれば本当にただの期ズレだったときもあれば、失注に至るといった場合もあります。
こればっかりは蓋を開けてみないとわかりません。
不確実性が増したのならその時点で株価と照らし合わせて部分的にでも売ることを検討してもいいのではないかと思います。
期ズレはただの期ズレではない
あと、期ズレで気をつけたいことを1つ。
本当に純粋にただの期ズレというならそれは問題ないですが、そこに潜む別の問題も考慮すべきです。
というのは何らかの理由で契約が、計上が遅れている裏には追加のコストがかかっている場合があるということです。
遅れている理由には例えば
- 品質を保つために余分な工数がかかっている
- 人員が足りなくて納期が遅れている
- 顧客の都合で想定外のコストが発生
等いろいろあると思います。
結果的に期ズレしたけれども想定していた売上が計上できたとしましょう。
でも問題が起きていなかったら「もっと他に営業がかけられた」「別の案件が獲得できていた」だったら?
それは”ただの期ズレ”とは言えませんね。
機会損失しているわけですから。
なので期ズレというのは思いの外やっかいなんですよね。
今回で見えたこと
今回このような経験をして見えてきたことがあります。
どうやら自分は今まで
「株はできるだけ持ち続ける(そうしなければいけない)」
といった思いを持っていたり、
「この銘柄は素晴らしいので今後も素晴らしい業績を上げ続ける」
という思い込みも強かったのかも知れません。
確かに「これは良い」と思った銘柄を買っているのでその後素晴らしい業績を上げる銘柄もあるのですが、どの銘柄にしても外部要因によって一時的に業績が落ち込むこともあります。
これからはもう少しその辺を意識しなければいけないと感じました。
今後の方針
と、いうことで今回学んだことで自分の中で定めたルールはこちらです。
ルールその①
株価が上がりすぎた銘柄は疑いの目を持ち、部分的にでも売ることを検討する。
ましてや「自分の理解を超えて上昇している」とまで感じたのなら売るべきである。
ルールその②
期ズレは信用するな。本当にただの期ズレなのかなんてわからない。
今後はこれらを守っていかなけれがいけません。
そうしないとまた同じことを繰り返してしまいます。
さて次回はこの失敗を受けて最近読み返した本について紹介し、今回の反省をもうちょっと発展させて語ってみたいと思います。
実はこの失敗もっと早く防げてたはずなんですよね…
コメント
おっしゃる通り期ズレは本当に厄介ですよね…
期ズレによる業績予想進捗率の悪さなどは年度決算時には失注など大概期待外れの結果になることが多く、私も何度か痛い目にあったことがあるためとても共感してしまいます。
そういった会社はそもそもの業績予想自体が過度にアグレッシブであったりと、他にも「おや?」と思う部分があったりするので、私は会社のスタンス・過去の傾向を見ながら信頼度を割り引いて考えたりするようにしています。
そりまさん
コメントいただきありがとうございます。
やはりそうですよね。
実は私も投資する銘柄の業績予想に対する信頼性はチェックするようにしています。
「過去の決算で業績予想に対してどれだけ達成できているのか」を見ています。
それでも”期ズレ”っていうのは発生してしまいますよね。
そして結構厄介な方へ転ぶ事が多いです。
もうちょっと早く気づくべきだったかも知れませんが今後も要注意です。