これも株式投資それも株式投資

これも株式投資それも株式投資

悲劇

今週悲劇が起きました。
パシフィックネット【3021】の第1四半期決算だったのですが、これが悪かった…。

株式会社パシフィックネット 第1四半期決算短信

これを受けて株価も下落。

株探

“緊急事態宣言の適用拡大と感染者増加によって主にフロー収益が影響を受けた”とのことです。
「んーなんか今更じゃね?」
って感じがしちゃいますけどね。
このコロナ禍を追い風にしてやってきたはずなのに今更コロナの影響で業績が下がるってのも違和感があるが…。

しかし実は嫌な予感はしていました。
先月発売の四季報に“コロナ再拡大でデータ消去(これがフロー収益ですね)が特に前半伸び悩み”とあったんです。
この記事でも書いたのですが、四季報のネガティブなコメント(特に次回四半期決算に対してのコメント)は信頼が置けるんですよね。
それでもここまで大きな影響だとは思いませんでしたし、この企業の予想がいつも保守的で前回の本決算にも保守的に予想していると明記していたので多少ネガティブな事が起きても大丈夫だろうと思っていたんです。

株式会社パシフィックネット 2021年5月期 決算説明会資料

で、結果は悪い方へ出たと。

しかもこの四半期決算の前までダラダラと株価が落ちていたから余計ダメージは大きい。
この株を買ってから今回の決算を迎えるまでは業績は順調。
基本的に高値掴みしていなくて業績が順調ならば株価が下がってもホールド。
だからジリジリ下げてもずっと待ってましたよ、冬が終わるのを。
これで株価急上昇したら

「ほらみたことかああああああ!!!」

と叫んでやろうと思っていましたよ。(心の中で)
しかし最後にこの仕打ち。

「いやー今日もアホみたいに儲かってしょうがねぇなぁ〜」

なんて思ってたあの頃が懐かしい。(そんな前じゃないけど)
しかしこれも株式投資です。

結局買ってから一時は4、5倍に上がっていたのに2倍ほどで売却。

さて、冷静になってここで聞こえてきそうな声2つについて考えてみましょう。

声① : 長期投資だろ?まだ持っとけよ

一応中長期投資ということでやっておりますが、
「一度四半期決算が悪かったくらいで投げるの!?」
「決算説明資料にもこれから回復の兆しは見えてるってかいてあるじゃん!?」

確かにそうなんですよね。
ただ、保守的な予想していたはずだったのにそれを下回ったってのが気になるんですよね。

それに前期の決算を見ると前半の2四半期の前年同期比の伸びはイマイチで後半の2四半期のそれは大きかったんです。
だから今期は前半で稼がなければこの増益計画の達成が苦しくなるだろうと感じていました。
しかし結果はこれだったので。
下方修正の可能性が捨て切れないかなと。

下方修正するとEPSが下がるので今のEPSが割安に見えても今度はそれを基準にまた株価が下がっていくんですよね。
そのリスクを避けたかったということです。
過去にエスクリの悲劇で語ったアレです。

声②:もっと高値で売れなかったの?

これについては本当に難しいんです。
ドーンを売った時にも書きましたが売り時は本当に難しい。
これは本当に毎回痛感させられます。
最高のタイミングで買えたことはあっても最高のタイミングで売れたことはないです。

今回も株価のてっぺんで売るほどの割高感も感じなかったですし、ダラダラ下げていた時も業績は悪くなかったので売る理由はなかった。
強いて言うなら四季報のコメントを見て一時売却はありだったのかなと。

しかしこれも株式投資です。

グチみたいになっちゃいましたが今回の下落によって再起不能になったのかというともちろんぜんっぜんそんなことはありません。
現物である程度分散してリスク管理している以上はなんてことはない。
(ただし、今回こいつが今年パフォーマンス悪化の主犯ということに変わりはないが)
今までダラダラと下がってきてモヤモヤしながら辛抱して耐えてきただけに解放感すら少しだけありました。
そりゃ良い結果出て爆上げしてくれるのが1番だけど…

それに下がってから売ったとはいえ買って2年で2倍になったんだから悪くはない。

こんなことがありながらもまた未来の大化け銘柄を探して投資し続ける。
そうするといつの間にか大きな波がやってきて狂った様に儲かり出す。
それも株式投資です。

このブログではこんな失敗も赤裸々に語っていきたいと思います。

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