みなさんこんにちは。
一度は底を打ったように思えますが調子はどうでしょう?
私は資産をかなり減らすことになり、今までの成長株から(一時的に)この相場に合わせたポートフォリオを組んでいます。
相変わらず現金比率は史上最高となっております。
今の相場に思うこと
なぜ極端にそんなことをしているのかというと、今の相場で思うところがあるからです。
物価の上昇やアメリカ金利引き上げによりアメリカ株下落とともにマザーズがそれ以上に暴落。
しかし意外にもダウはそれほど下げずにもう底を打って、上昇する気配すらあります。
コロナ禍でも金融緩和によって株が上昇し、今まで全くと言っていいほど上がらなかった物価がここにきて上昇。
そして金利も引き上げ。
それなのにマザーズだけやられてアメリカ株はもう上昇!?
なんだか違和感ないですか!?
そんなことを思いながらある本を読みました。
こちらです。
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著者はさわかみ投信の設立者である澤上 篤人さんです。
これが書かれたのは2020年5月、コロナで世の中が大騒ぎになり始めた頃です。
その頃にはもうインフレがやってくると予想していたのです。
これを読んで私が感じていたモヤモヤが「まさにこれ!」だと感じてしまいました。
かなり簡単に要約すると、
- 世界経済は実体経済とかけ離れた異次元緩和によって市場にお金をたくさん供給してきた
- コロナによって更にそれが加速した
- それによりゾンビ企業が生き延びて競争が削がれた
- しかしインフレがやってきて金利も上がると企業も人々の生活も苦しくなり、強い企業は生き延びることができるが、そうでない企業は淘汰される。
と、いうものです。
(ただ、細かいところでインフレが起きた要因だったり、事のタイミングだったりは今起きている現実とズレがあったりはします)
そもそも金融緩和で無理やりインフレを起こそうというのが強引なやり方で、そんなことをしているうちにもう一方ではその溢れ出たマネーがここにきて悪さをし始める。
そんなストーリーです。
なんか違和感感じませんか?
歴史的に見ても金利の上昇は暴落のきっかけになってきたはずなのにダウが落ちてこないって。
だから私はこの相場にまだ強気になれないんです。
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