集中力を高めるにはということで、前回は時間管理・瞑想編でした。
今回もその続きから。
参考にした本はこちら↓↓↓
集中力を高める ~記録・運動編~
記録をつける
集中した記録をつけることで集中力が上がるそうなんです。
なぜかというと、”プライミング効果”が働くからなんだそう。
プライミング効果とは!?
プライミング効果とはノーベル経済学賞を受賞した心理学者ダニエル・カーネマンが、著書『ファスト&スロー』で紹介したものです。
何やら聞き覚えがありませんか…!?
このブログでも既に2度ほど登場したあのカーネマン、あの『ファスト&スロー』です。
プライミング効果とは暗示のようなものです。
以下はプライミング効果を示した実験です。
『ニューヨーク大学の大学生に対して、「彼」「見つける」「それ」「黄色」「すぐに」などの5つの単語のセットから4つの言葉を拾い、「彼はすぐにそれが黄色だとわかった」というような短文をつくるという実験が行なわれました。
その際、あるグループには5つの単語の中に1語だけ、「フロリダ」「忘れっぽい」「禿げ」「ごま塩」「シワ」など、高齢者を連想させる言葉を混ぜておきます。
そして、文章作成のテストの後、学生たちを「別の実験を行ないます」と別室に移動させ、その移動時間を計測。
すると、高齢者関連の単語をたくさん扱ったグループは、他のグループよりも歩く速度が遅くなるという結果が出ました。
直接、高齢者や老人という言葉が1つも出てこないのにもかかわらず、高齢者という概念をイメージさせる先行刺激を与えただけで、歩く速度が遅くなるという行動につながったわけです。』
驚きの実験結果ですね。
連想される単語を見ただけでもそれに引っ張られて行動が変わってしまうなんて…。
これがプライミング効果なのです。
プライミング効果を利用する
そして、集中力を高めるのにこのプライミング効果を活用するというのはどういうことかというと、自分がどれだけ集中したかを記録すれば良いのです。
それをくり返すうち、あなたの脳にはプライミング効果による暗示がかかり、その環境、その時間帯には自然と集中できるようになります。
そんなプライミング効果を発揮するのに最適なアプリを見つけ、私はそれを活用しています。
それがこちら。
このアプリはタイマーを作動させることが出来ます。
集中したい時間を設定し、それが終わると次にあらかじめ決めた休憩時間もそのまま作動できます。
これは前回紹介したポモドーロ・テクニックそのものですね。
そしてどれだけ集中できたかその場で評価でき、振り返ることが出来ます。
何日に自分はどれだけ集中できていたのかが記録されていくということです。
これはまさにポモドーロ・テクニックとプライミング効果を発揮させるに最適なアプリですね!!
更には面白い作りになっていて、タイマーの通知を励ましのメッセージで教えてくれたり、集中するためのちょっとしたテクニックも教えてくれます。
いろいろと集中やヤル気を引き出してくれる仕組みがあるので良かったら試しに使ってみて下さい。
運動をする
運動も集中力を、更には記憶力も向上させてくれるみたいです。
運動した後の4時間は集中力を高めます。
しかもそんな短期間の効果だけではありません。
運動を習慣にすることで長期記憶さえもアップさせてくれるようです。
更には感情をポジティブにする効果もあり、健康にも良い!
もはややらない理由は無いほどですね!!!
運動というものが健康以外にこれほど良いものとは知りませんでした。
事情がありまだ運動を習慣化出来ていませんが、時期が来たら取り組む予定です。
皆さんも是非運動を習慣化してみませんか!?
その他取り入れていること
その他にもまだ集中力を高めるために取り入れていることがあります。
ここからはそれらを列挙していきましょう。
アロマ
ローズマリーの香りは集中力アップに効果があるそうです。
他にも記憶力の改善に効果があるので認知症の改善に医療現場でも使われているとか。
そこでアロマディフューザーを購入しようと色々調べたんですが昔は超音波式が多かったですよね。
加湿器にも使われているアレです。
でも狭い部屋で使っていてもあまり匂いがしなかったり、衛生上の問題や手入れがめんどくさかったんですよね。
そこでこちらを買いました。
こちらは噴霧式で、ボトルをそのまま取り付けるだけで簡単。
アロマをそのまま噴霧するので匂いも強め。
水入らずで手入れもほとんどしてない。
しかもタイマーもONとOFFの時間を細かく設定できたりと便利。
唯一噴霧するときに低い音がするのが難点ですが、私はほとんど気になりません。
アロマはこちらを購入してます。
大きい容量のほうが安いので。
あとは、調べてみるとローズマリーならなんでも良いのかと思ったらいくつか種類があるんですね。
ローズマリーシネオールだとかローズマリーカンファーだとか。
でもカンファーは“ケトン類のカンファ―という成分を多く含み、刺激活性により、集中力アップやリフレッシュにいい”らしいのでこっちを買ってます。
スマホは遠ざける
スマホは今や私達の生活に欠かせませんが、集中力という観点では悪です。
東北大学の川島教授によれば、テレビ視聴、テレビゲーム、スマホ使用を長時間行うと、そのあとの30分~1時間、前頭葉の機能低下が続き、前頭葉の機能が低下した状態で必死に勉強してもその間の学習効果が得られないそうです。
これを知ってから日中のスマホを見る時間をコントロールするようにしました。
今までは朝、スマホで色々情報(くだらないもの含めて)をチェックしていましたがやめました。
また、スマホに通知が来る度に注意がそちらに向いて集中力が削がれますよね。
なので、集中したいときは通知を制限すると良いでしょう。
SNSの通知はなくしましたし、iPhoneであれば「集中モード」を活用するのがオススメです。
さらに、スマホは目に入るだけで集中力が低下するそうなので視界に入らないところに置くようにしました。
朝の時間を活用する
朝起きてからの2時間はゴールデンタイムと言われていて、集中力の最も高い時間です。
この時間を大切にして重要なことはこの時間に済ませると良いでしょう。
私も以前、早起きして出社時間より前に会社周辺のマクドナルドで本を読んでいたりしました。
早く出れば道が空いていたり、電車が混雑していなかったりするのも良いですので試してみてはいかがでしょう?
昼寝
これは以前にも伝えましたが昼寝もとてもいいです。
瞑想のパワーアップバージョンとでもいいましょうか。
とてもスッキリして疲れが吹き飛び、再びヤル気を出させてくれます。
10分程度の昼寝でも効果はあります。
職場でもぜひ!!
まとめ
これまで3回にも渡って集中力を高める方法を記してきました。
いくら時間を費やしたところで生産性を上げなければ身になりません。
どうせ同じことやるなら生産性を上げて短い時間で済ませたほうが良いですよね?
そうすれば早くゴールに到達できます。
集中力についてはここまで。
次回はもう1つの方、読書について。
読んでも読んでも身にならないという悩みと解決策を語ります。
それでは、また。
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