さあ、書籍紹介シリーズです。
ついにやってきましたよ、私の大好きな本を紹介するときがっ…!!
前回の記事はこちら↓
今はこちらの記事の「③投資の理解を深める」に関する本を紹介しています。↓
書籍紹介「投資で一番大切な20の教え」
今回紹介する本はこちらです。
誰が書いた!?
こちらの本は私の大好きな本で、初めてこれを読んだときはニヤニヤしながら読み、読み終えたら一人で拍手をしたほどです。(気持ち悪いですねぇ…)
それほど私に新しい知見や発想をもたらしてくれた本でもあるのです。
それ以来、著者のハワード・マークスのファンになりました。
このハワード・マークスという方はオークツリー・キャピタル・マネジメントの創始者で、主に債権投資を行っています。
しかし、この本は債権投資について書かれた本というわけではなく株式投資家でも全く問題なく読めるので安心してください。
バフェットも絶賛!!
そして、この本はウォーレン・バフェットが自身の株主総会で株主に送った本としても知られています。
この本の帯には以下のようなバフェットの言葉を紹介しています。
ハワード・マークスからの「顧客向けレター」が届くと、私は何をおいても必ず真っ先に読むことにしている。本書は極めて稀に見る、実益がある本である。
ウォーレン・バフェット
どんな本?
この本がどのような本かをよーーーく表している一文がこの本の「はじめに」に書かれています。
本書の内容が『とてもおもしろかった。これまで他の本で読んだことすべてを裏付ける内容だった』と感想をもらすものがいたら、私は本書が失敗作だったと感じるだろう。
『投資でいちばん大切な20の教え』 ハワード・マークス
私の狙いは、読者がこれまでに触れたためしのない投資に関するアイデアや思考方法を伝えることにあるからだ。
『そんな風に考えたことはなかった』と言ってもらえたら本望である。
私はこの本を読んでまさにこの感覚を覚えました。
この本を読むことで投資に対して新たな考えが開けたように感じ、大変おもしろかったです。
しかし、最初にこの本を読むのは避けた方がいいでしょう。
なぜなら著者が言うように、この本は「これまでに触れたためしのない投資に関するアイデアや思考方法を伝える」からです。
なので、他にも投資に関する本をある程度読んだことがあるという方はいいのですが、そうでないという方はまずは他の本を読まれてみてはどうでしょう?
この書籍紹介シリーズでいうところの「④投資手法の理解を深める」まで読んでみるといいでしょう。
④はこれから紹介していきます。
順番が前後しましたが、この本の特性上、「③投資の理解を深める」で紹介したほうが良いと判断したためです。
詳細は伏せるべき!?
と、本来ならここからこの本に何が書かれているのかを掻い摘んで解説していく所ですが、そうするとこの本をまだ読んだことがない人が上記のような”感覚”を味わえないのではないか!?
と思い至りました…。
「この本を読んで過去に私が感じたあの感覚と感動を奪うことがあってはいいのか!?」
と自問自答致しました。
それはできない…
なので、詳細はこの本を実際に読んでみてください。
そしてこの感動・感覚を味わって下さい。
それで新たな投資の思考が広がれば幸いです。
どんな本? Part2
そんな感覚を失わない程度にこの本がどんな本なのかをもうちょっとお伝えしようと思います。
これもまた本書の「はじめに」に書かれている一文です。
本書はハウツー本ではない。
『投資でいちばん大切な20の教え』 ハワード・マークス
投資を確実に成功に導くレシピは載っていない。
この手順を踏むべし、という段階的な指導もない。
数字の定数や特定の比率を用いた価格評価(バリュエーション)関連の方程式もない(そもそも数字に関する記述はほとんどない)。
ただ、投資家が適切な判断を下し、そして(おそらくもっとも重要なことだが)そこかしこに待ち受けている落とし穴を避けるのに役立つであろう思考方法を紹介しているだけだ。
そして目次を紹介しておきましょう。
おおよそどんなことが学べるのかの頼りになるのではないでしょうか。
- 二次的思考をめぐらす
- 市場の効率性(とその限界)を理解する
- バリュー投資を行う
- 価格と価値の関係性に目を向ける
- リスクを理解する
- リスクを認識する
- リスクをコントロールする
- サイクルに注意を向ける
- 振り子を意識する
- 心理的要因の悪影響を交わす
- 逆張りをする
- 掘り出し物を見つける
- 我慢強くチャンスを待つ
- 無知を知る
- 今どこにいるのかを感じとる
- 運の影響力を認識する
- ディフェンシブに投資する
- 落とし穴を避ける
- 付加価値を生み出す
- すべての極意をまとめて実践する
こうして目次を眺めていると私が日々このブログでお伝えしていることがこの本の影響によるものだったんだなと改めて気付かされます。
特に、
4.価格と価値の関係性に目を向ける
これなんてそうですね。
そしてこの章をめくると最初の一文にこう書かれていました。
投資は「”良いもの”を買う」ことではなく、「ものを”うまく”買う」ことで成功する。
『投資でいちばん大切な20の教え』 ハワード・マークス
まさにその通り!!!
一文で伝えたいことの全てが表われていて、スバラシイ!!!!!!
唸りました、最高です。
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