これまで投資手法(応用編)というカテゴリーで実際に銘柄を探して投資する上でどのようなアプローチをすればいいのかを紹介してきました。
ここのところ別の記事を書いたりで滞ってきましたが最後の仕上げ的な感じで実際にどんな風に考えて銘柄を購入するに至ったのかを書きたいと思います。
(これまでも銘柄分析としてではいくつか記事にはしていますが)
タイトルは「銘柄分析」となっていますがこのカテゴリーのシメみたいな感じで2,3銘柄紹介しようと思います。
今回紹介する銘柄もちょっと意外なところに目をつけて大成功に至りましたのでその理由についても注目していただければと思います。
銘柄分析(テンバガー銘柄 リンクバル【6046】)
と、いうことで今回紹介するのは私の中でも大成功した銘柄、リンクバル【6046】です。
この銘柄を購入して2年半で10倍にもなった大変ありがたい銘柄です。
ときにこういうお化け銘柄が出てくるので中小型株投資はやめられまへんな。
(ただ、売ったのは10倍からいくらか下がったところですが…。これもテンバガー銘柄といっていいよね…???)
業務内容と業績
さて、業務内容です。
コト消費ビジネス会社。ワンストップ型「コト消費のプラットフォーマー」を目指し、イベントECサイト「machicon JAPAN」や恋活・婚活マッチングアプリ「CoupLink」等を運営。「machicon JAPAN」は街コンを含むイベント情報掲載(年間24万件以上、会員数210万人)、プロデュース・集客支援、開催希望者へのコンサルティングなど(独身の男女の出会いの場/街コン・婚活市場の提供から、人と人を繋ぐコト消費・体験の場の提供へビジネス領域を拡大)。
マネックス証券 銘柄スカウター
簡単に言うと街コンを運営している企業です。
業績はというと・・・
購入したときは業績が伸び悩んだときでしたがその後利益を中心に大きく伸びました。
最近はコロナの影響を大きく受けて大幅減収・減益となっています。
それでは一体どうやってこの銘柄に目をつけたのかを見ていきましょう。
この銘柄の魅力とは!?(街コンが魅力的だから・・・ではない)
購入に至ったのにはもちろんこの企業が利益を伸ばしていくと思ったからにほかなりません。
それは街コンの将来に夢をみたからなのでしょうか!?
実は、そうではありません。
正直街コンそのものを魅力に思ったわけではなかったんです。
逆に「街コンはいつ人々に飽きられるか不透明だな」と思っていました。
それではなぜそれでもこの企業に将来を感じたのかというと主に2つの理由があります。
1.ビジネスモデル
同社は「街コンジャパン」というサイトを運営しています。
街コンは多くの零細企業がイベントを開催していて個人に提供しています。
しかし参加者が集まらなくては儲からないので集客にも力を入れざるを得ませんが、各社で広告していてはとても効率が悪くてコストが嵩んでしまいます。
一方で参加者は自分の住んでいる地域かつ参加できる日時を探すのに苦労します。
一括で手軽に探したいと感じるはずです。
そこで双方の問題点を解決するのがリンクバルの提供する「街コンジャパン」だったのです。
「街コンジャパン」とは、街コンを開催したい企業がこのサイトに日時や場所やイベント情報を登録し、参加する側は日時やイベント内容等から検索し、参加申込みができるサイトです。
主催者側にとっては街コンジャパンに掲載するだけでそこには多くの会員がいるので集客につながる一方で、参加者にとってはこのサイトで検索すれば好きなイベント、好きな地域、好きな日時で簡単に探すことができるのです。
こういったサイトの良い所は、一度軌道に乗ってしまえば主催者側も多くの会員を求めて集まるし、参加者も多くのイベントが掲載されている方が自分の求めるイベントに巡り合う可能性が高まるので集まってくるという相乗効果が生まれます。これをネットワーク効果といいます。
しかも街コンに関するサイトは街コンジャパンがほぼ独占なので、この効果を最大限に発揮できるだろうと考えました。
IRが公開している指標を見ても既に勢いに乗っているというのは一目瞭然でした。
長くなりそうなので続きは次回。
まだこの銘柄には魅力がありましたのでそれらを次回語ります。
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