これから訪れるかもしれない二段構えの下落

こんにちはー。
相変わらずの相場が続いていますね。

今回はこの暴落が始まって感じたことをお話します。

これから訪れるかもしれない二段構えの下落

今回のマザーズの暴落はアメリカの利上げによってもたらされたと言われています。
金利が上がることで割高なマザーズが真っ先に打撃を受けたということです。
そもそも利上げはインフレを抑圧するために行なっているのでインフレが収まらない限り続くと思われます。

金利が上がることで「期待利回りの関係から株が下がる」までなら良いでしょう。
それならば時を見て買い戻しをしようと思うのですがそれよりも考えられる、そして実際起こりそうな最悪パターンがチラついてどうも買い進む気になれないのです。

それは今後インフレが進み、企業の業績や個人消費に打撃を与え、不景気がやってくるというシナリオです。

今は物の値段が上がって企業が価格転嫁を控えているところです。
耐え続けて企業の業績が悪くなるのも株価に悪影響、価格転嫁したことで個人の消費が冷え込んでも結局業績に響いて株価に悪影響。
しかもこのインフレは需要が引っ張って引き起こされる好景気をもたらしてくれるディマンドプル型ではなくコストが上がって引き起こされるコストプッシュ型なのでよろしくないですよね。

更には景気加熱によるインフレじゃないのに金利あげても株価に悪影響なだけなんじゃないかという気もするし…

金利上昇による暴落

ということでこの利上げというのが恐ろしいんですよね。
今までの金融ショックなんかも利上げによって引き起こされているものが多いですし。
そこで思い起こされるのがリーマンショック
リーマンショックは金利が上する中でサブプライムローン問題で暴落し、リーマンブラザーズの破綻によってもう一段暴落した恐怖の出来事でした。(私はその頃投資の経験はしていないですが)

株探(日経平均株価月足チャート)


それと同じように今回も利上げによって一段落ち、不景気到来によりもう一段落ちるなんてことが起きないかと危惧しているわけです。

歴史的に類を見ないデフレがこれだけ続いた後なのでマグマが溜まっているなんて感じもしますし。

どう転んでも良いように…

とまあ、今強気になれない理由をツラツラと書きましたが経済に関してはド素人ですしそれをアテにして投資をするなんてこともありません。

これからコロナがパタっといなくなって経済活動が正常化したらインフレも退治でき、株も大上昇!てなことも起きないとも限りません。
ただ、こんなリスクがあると備えつつそれが起きなくても良いようにしておく。
それがリスク管理であり、今はどっちかに大きく仕掛ける局面ではなくどっちに転んでも良い体勢を作っておく。
そんな相場じゃないでしょうか。

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