みなさんこんにちは。
前回の記事の続きです。
前回の記事では「金持ち父さん貧乏父さん」の内容について少し触れました。
お金に対する考え方が書かれているということでしたが、今度はその先の投資手法について触れていきます。
書籍紹介「金持ち父さん貧乏父さん」part2
この本の著者は金持ち父さんシリーズとして何冊も本を出しています。
実は投資手法については前回紹介した「金持ち父さん貧乏父さん」には具体的に触れておらず、
それ以降のシリーズで触れています。
特に”投資手法”に絞ると投資ガイド入門編になってからのようですね。
その中で気になったものを紹介すると・・・
私たちが最終的に投資するのはビジネス。株式に投資すればビジネスに投資することになる。
(中略)
良い投資家になるにはビジネスに強くなる必要がある。
金持ち父さんの投資ガイド入門編
「『投資は危険だ』と言うのをよく耳にする。でも、本当に危険なのは投資じゃなくて投資家だ。結局のところ資産だったり負債だったりするのは投資家自身なんだ。
金持ち父さんの投資ガイド入門編
真の投資家は何が起ころうとそれに対処できるように準備しているということだ。いつ何が起こるか予測しようとするのは本当の投資家ではない。
金持ち父さんの投資ガイド入門編
財務諸表に関する実務的で正しい知識を身につけることは必要最低限の条件だ。それは投資の安全性を高めてくれるだけではなく、より短い時間でより多くのお金を儲けることを可能にしてくれる。
金持ち父さんの投資ガイド入門編
んーこうしてみると良いこと言ってますねぇ…
上記のことに関しては仰る通り!といった感じです。
案外この本が私の投資に関する土台を築いてくれていたのかも!?
とすら思ってしまいました。
しかし一方でこんな記述もあります。
例えば、株式にしか投資をしない人がいるかと思えば不動産にしか投資しない人がいる。そういう人はその投資商品にこだわりを持つようになって、本来なら利用できるはずのその他の商品や手法が目に入らなくなってしまう。その1つの手押し車の達人になってしまい、それを押して永遠に同じところを回り続ける」
金持ち父さんの投資ガイド入門編
これについては意見が分かれるところかもしれませんが、バフェットの言葉は忘れてはいけません。
最も重要なのは自分の能力の輪をどれだけ大きくするかではなく、その輪の境界をどこまで厳密に決められるかです。
ウォーレン・バフェット
つまり、自分の理解できないものに投資してはいけないということで、あなたが株式投資をよく理解しているのならばそれだけ突き詰めてやればいいのであって、よくわかっていない不動産投資に手を出してはいけません。
もちろん、不動産投資も理解できるようになれば両刀使いってのもあり得るでしょうが。
オススメできない理由
ではなぜこの本があまりオススメできないなんて言ったのか。
それはこれらの本以降にもまだいくつかの本を出しているのですがそれらの本が私の考えとは相容れないところがあるんですね…。
例えば、こちらの本ではしきりにレバレッジの重要性を説いています。
レバレッジとは日本語で梃子(てこ)のことで要は借金をして投資をするということです。
リスクをコントロールしながらできるのであれば確かに少ない時間で多くを儲けることもできるでしょうが、身の丈に合わないことをすると取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。
大暴落して株を大量に買いたいのに現金がないってときにはそれもアリかもしれませんが、日常的にってのは受け入れられるものではありません。
バフェットも基本的にはレバレッジは行っていないでしょう。
ちなみにこの本ではオプション取引を薦めており、何やら難しそうでした…
他にもインサイダーになって投資をしろというような「それ大丈夫かいな!?」と思うような記述もあって難しげな、怪しげな感じに見えてしまいました。
結論
良いことも書いてあり、悪いことも書いてあるという不思議な本ですが、結論としては前半で紹介したような本はまだ良いかもしれないけれどそれ以降の本は相容れないものでした。
もちろんそれでちゃんと儲けている人もいるのでしょうけどね。
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