株の買い時については前回までの記事まででお伝えしました。
次は株の売り時についてお話していきます。
株の売り時はいつか
1.「売り時は無い」が理想
株をいつ売ればいいかという問いについては売らないのが理想です。
あくまで理想ですよ。
当然買った株がそのまま永遠と上がり続けるならば売る必要なんて無いでしょう。
そんな銘柄を日々探しているのです。(見つかるかは別として・・・。)
以下はウォーレン・バフェットの第二の師匠ともいえるフィリップ・フィッシャーの言葉です。
素晴らしい銘柄を買えば株の売り時はない
フィリップ・フィッシャー
2.売るだけ損
現実的にも売りたくない理由はあります。
税金です。
せっかく株価が上がったのに売ってしまうと値上がり部分に約20%の税金を持っていかれます。
キャピタルゲイン税というものですね。
これを考慮せずに売買を繰り返す人が非常に多い気がします。
私は頻繁に売買しません、というよりしたくないのはこの税金がかかるためです。
売買を繰り返せば繰り返すほど20%目減りして利益が食いつぶされていくのです。
これでは複利の力を最大限に活用できません。
3.株を売る4つの理由
それでも売らなければいけないときがあります。それは以下の理由からです。
①企業価値の算定を誤った
購入した銘柄が思ったより利益を伸ばさない等、想定と違った場合は売りを検討すべきでしょう。
しかしあまり細かい指標を追いかけすぎて気にしすぎるのも良くありません。
長期投資なのですからある程度長い目見るべきでしょう。
②他に欲しい銘柄がみつかった
今持っている銘柄より割安で成長率が高い銘柄を見つけたら乗り換えるために売却を検討しても良いでしょう。
しかし、今持っている銘柄はそれなりに理解が深まっているものでしょうから少し安そうだからという安易な理由では乗り換えるべきではないでしょう。
③現金を確保したい
相場の環境が変わった等という理由で現金が必要になった場合。
例えば相場が加熱しているなら株を売って暴落に備える必要があるかもしれませんし、逆に割安な銘柄がゴロゴロ転がっているなら現金で株を買う必要があるでしょう。
④割高になった
株価が高くなりすぎて割高になったら売っても良いかもしれません。
ただ、私はこの理由で売ったことはそれほど無いです。
株価がよく上がる銘柄は成長率の高い素晴らしい企業が多く、一見割高に見えても長期的に見ればそうでもないことが多いのです。
働いている人にも続けられる
これまで書いた記事からも私は売買にあまり積極的ではないことがわかるかと思います。
しかし、これは非常に働いている方向けではないでしょうか?
デイトレードのようにずっと画面に貼りついていなければいけないわけではないので、働いている人にも無理なく続けられる手法と言えるでしょう。
そして投資とは一般的に思われているようなハラハラドキドキするようなものではありません。
もちろんストップ高になってうれしくなったり暴落して胃が痛くなったりすることもありますが、株価に一喜一憂というよりか「いつの間にかこんなに上がっていたのか」という感覚です。
そしてその「いつの間にか」が積み重なって気付いたら“こんなにも増えていたのか”という感覚になるはずです。
そしてそのうちサラリーマンだけしていては到底たどり着けないところまで連れて行ってくれるのです。
このブログはそんな投資法を学ぶ一助になればと始めたブログです。
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