大暴落1929を読む

みなさんこんにちはー。

今年1月に「今年から書籍紹介をしていく」といってはや3月…。

まあ、こんな相場になっちゃったんでしかたないですよね。

書籍紹介については順を追って紹介していこうと思っていたのですが、
今回はそれをすっ飛ばして”今コレを読め!”ってのを紹介します。

順を追ってってのはその後にそのうちやりますということで。

大暴落1929を読む

こんな相場にぴったりなのがこちらの本です。

物々しいタイトルですね。
これは1929年に起きた大恐慌の株価暴落を記した本です。
著者のジョン・K・ガルブレイスはカナダ出身の経済学者です。(身長2メートル超えですって!!)

この本の冒頭にはこうあります

この本が時代を超えて長寿を保っているのは、別に理由がある。
増刷され本屋の店頭に並ぶたびに、バブルや株安など何事かが起きるのだ。
すると、この本への関心が高まる。
そう遠くない昔に好景気が一転して深刻な恐慌につながったときのことを、多くの人が知りたいと考えるからだろう

ええ、私のことです。
この本を買ったのが2020年5月でコロナショックにより大きく下げたとき、そして2度目に読んだのが今回の暴落です。
本来なら暴落に備えてこういう本を知識として溜め込んでおかなければいけないところではあるんですけどね。

それはともかくこの著者の本は他にも読ませていただきましたが本質をとらえるのがうまい感じがあります。

もう少し引用してみます。

この見方に従うなら、株式市場とは所詮鏡に過ぎないことになる。
この場合で言えば、経済の基礎的条件いわゆるファンダメンタルズを市場は遅ればせながら映し出したということだ。
つまり原因は経済で結果が株式市場なのであって、決して逆ではない。
1929年には経済が後退局面に向かっており、それが最終的に株価に手荒く反映されただけだ、ということになる。

1928年と29年になぜあのような狂乱ブームが起きたのかはわかっていない。
信用供給が増大し大勢が借金をして株の信用取引に走ったというのが従来の説明だがこれは明らかにナンセンスだ。
(中略)
金利や信用供給よりもはるかに重要な役割を果たしたのは、時代の空気である。
大規模な投機が展開されるためには、普通の人でも金持ちになれるのだという楽天的で揺るがない自信が行き渡っていなければならない。
(中略)
こうした無邪気な信頼感は、ブームに欠かせない条件である。
人が用心深く悲観的で何事も疑ってかかり、カネにこまかいときには投機熱は広まらない。

株式市場や投機熱のメカニズムの本質をうまく捉えていますよね。
だから我々も周りが楽天的で自信が行き渡っているときには用心しなければならないのです。

他にもこの本を読むと
・大暴落の前には何度か下がっては戻しという展開が見られた
・頭が良さそうに見える金融関係者も暴落がくるまで(あるいは来てからも尚)株価はまだ上がり続けると説いていた
ということがわかります。

今最も重要に思われるのは、株価が一時的に上がったり下がったりしようと周りに、そして株価に翻弄されてはならないということでしょう。
物事の本質を見抜いて一時的に株価がそこから乖離しようと放っておく、またはそこに漬け込む。
それを正しく行える人こそが利益の恩恵にあずかるのでしょう。

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