前回は投資とは買い物に似ているというお話でした。
そしてそれは価値と価格に注目するということでした。
実は株式投資の本質はここにあります。
価値に比べて価格が低いものを買えば投資で成功しやすくなります。
では株式投資における「価値」と「価格」とは一体何でしょう?
「価格」はわかりやすいです。時価総額だったり株価など売買できる値段です。
それでは「価値」とはなんでしょう?
株式投資における価値とは
株式投資における価値は「企業の価値」です。
株式投資をするということは企業の一部を買っていることを意識してください。
つまり企業の価値と現在値付けされている株価を比較して安ければ買えばいいのです。
よく株式投資がなんなのかわかっていない人が犯す過ちとして「株価が上がったから買い、下がったから売る」というものがあります。
恐らく、株価が上がると今後も上がり続けるという思い込みと、下がったらもっと下がるのではないかという恐怖心からそうするのでしょう。
しかしこれは愚行です。
ここで再び買い物に例えてみましょう。あなたは無類のコーラ好きです。毎日のようにコーラを飲み、コーラがないと生きていけません。
そんなあなたはよくスーパーで100円のコーラを買っています。ある日スーパーに行くとコーラが120円に値上がりしていました。そんなとき「なんと、値上がりしている!!これは買わなければ!!!」と喜んで買うでしょうか。
逆に、80円で売られていたときに「なんと、値下がりしている!!ふざけるな、二度と買うか!!!」となるでしょうか。おかしな話だとは思いませんか?
しかし株式投資とは何か、自分は何によって儲けようとしているのかを理解していないとこのような過ちを平気で犯すのです。
ウォーレン・バフェットはこの値付けがとても上手なために成功しました。人々が価値ある企業を売り込んで大暴落している銘柄を平然と買い進んで大儲けしました。
投資ではこの値付けが非常に大事です。この値付けさえ合っていればあとは株価と比較して高ければ買わなければいいし、安ければ買えばいいということになります。
つまり、投資では値付けが正しければ8割方成功と言えるのです。
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