先月発売された四季報を通読しました。
今回の記事ではその中で気付いたことを少しお話したいと思います。
四季報からわかった今後投資すべき企業
四季報を読み終えて今も気になった企業の研究を進めているところです。
四季報を読むと毎回必ずと言って良いほどお宝銘柄候補が現れるのでたまりません。
そして今回もご多分に漏れず素晴らしい銘柄を発掘できました。
この記事ではその銘柄の紹介…というわけではなく、全体を通して感じたことがあるので少しだけお話したいと思います。
慢性的な人手不足
それは何かと申しますと、人手不足をひしひしと感じたということです。
「いまさら!?」と思われるかもしれませんが、今更です。
「採用が計画と乖離したため減収」
というようなのが目立ちます。
企業が成長したくても人材不足が足を引っ張っているという感じですね。
それではどうするのか、というと当然生産性を高める方向に走っているわけです。
スーパーに行けばセルフレジは当たり前。
飲食店では店中をロボットが動き回り、四季報の「情報通信」に属する企業のコメントを覗くと「DX!DX!DX!」
もう数年前から起きていた変化ですけど、アフターコロナになった今その動きが顕著ですよね。
投資家はどうすべきか!?
では我々投資家はどうやって成長する企業を見極めれば良いのか!?
やはり”人海戦術”で増益を続けるのは難しい。
投資を始めた当初はピーター・リンチの影響もあり、小売業に投資するのが好きでした。
店舗を広げればそれだけ利益に繋がるという単純なストーリー。
でも今は相当うまくやらないと難しいです。
一人当たりの生産性
そこで投資家は「人員の数に頼らずとも急成長する企業」を見つけなければなりません。
それはつまり「一人当たりの生産性が向上していくような企業」の発掘が求められるというわけです。
例えばソフトウェアの企業はそうですね。
特にクラウドで売上が積み上がっていく企業は強いです。
その典型ではないのですが保有銘柄の【4396】システムサポートは素晴らしい生産性の伸びを見せています。
素晴らしいですね。
この企業も売上がストックで積み上がっていく習性がありますのでこうなるのでしょう。
これからみつけるべきはこんな銘柄なのでしょう。
ちなみに銘柄スカウターではこのように一人当たりの業績が簡単に見れますので便利です。
生産性向上をお手伝いする企業
もう1つ考えられるのは「生産性を向上させるお手伝いする企業」です。
上記したセルフレジや配膳ロボット、DXを提供する企業なんかはそうですね。
どこもかしくも生産性の向上には需要があるでしょうから、それを提供する企業はこれから先も絶え間ない需要があるでしょう。
しかし「生産性を向上させるお手伝いする企業」それ自身もまた「一人当たりの生産性」を上げなくては”採用”という壁にぶち当たり、成長が止まってしまうことに注意です。
このように、企業も投資家も人材難をチャンスに変える方法を見出さなければ生き残っていくことは不可能でしょう。
追伸
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それでは、また。
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