ちょっと間が空きましたが再び投資手法(基礎編)に戻りましょう。
今までは投資とはどういう行為なのか、企業価値を求める方法等をみてきました。
続いては実際に何に投資すればいいかについてです。
何に投資するかといっても具体的な銘柄ではなく大型株か小型株かの話です。
おすすめは小型株なんです。
安心感のある大型株?
よくあるのはとりあえずよく知っている企業に投資するというやり方です。
トヨタであったりNTTであったりファーストリテイリング(ユニクロ)であったりです。
気持ちはよくわかります。よく知っている身近な企業に投資するというのも間違ってはいません。
でも「できるだけ早くお金持ちになりたい」、「リスクを減らして投資したい」といったときにこういった銘柄に投資するのはおすすめできません。
初心者の方がこういった銘柄に手を出す理由は以下のような理由が考えられます。
・大企業だから、みんなが知っているから安心感がある
・大きな企業だから潰れることはそうない
でも裏を返すと”手っ取り早い”んです。
だっていちいち知らない企業に投資するなんて考えませんよね?
だから大抵の人はこのような知っていて安心感のある企業に投資しようとするんです。
おすすめは小型株
しかしよく考えてみてください。
今まで述べてきたように株価は企業の価値によって伸びていくんです。
そうすると例えばトヨタの企業価値が1年後に2倍になるなんてことありますか?
ほぼないと考えていいでしょう。あまりにも大きくなりすぎてしまったからです。
できるとしても難易度はかなり高いです。
企業の価値が2倍にならなくても株価が2倍になることはあります。
しかしそれを狙うようではそれは投資ではありません。それは投機です。
それでは小型株ならどうでしょう?
まだ成長余力のある小型株の企業は1年後に企業価値を2倍にする可能性はあります。
2倍と言わなくても1.2倍~1.5倍というのはゴロゴロしています。
早く資産を増やしたければ中小型株に狙いをつけるのが得策でしょう。
小型株のリスク
株価の上昇率が高い銘柄を狙うということはリスクが大きいような気がしますよね。
それは本当でしょうか?
一見それは正しいように思えますが実はそうではないんです。
株価が大きく上昇しそうだからといってそれがリスクと直結するなんてことはありません。
ただ単に成長余地が大きいだけなんです。
それにリスクというのは自分がその企業を知らないがために起きることが多いです。
リスクとは、自分が何をやっているかよくわからない時に起こるものです。
ウォーレン・バフェット
大企業は名が知れているので理解しやすいと思ったら大間違い。
企業が大きくなればなるほどその構造は複雑化していきます。
なぜなら大きくなるがために色々な事業に手を出すからです。
そしてその構造を理解しようとすると難易度が高くなるのです。
これが株式投資の初心者にとって大型株がリスクが大きい理由です。
小型株の企業は事業を1つに集中している所が多く、事業が理解しやすいのです。
そのため中小型株の方がよく理解しながら投資ができ、何かあったときにも対処しやすいと言えます。
時価総額でいうと?
小型株というと時価総額はいくらくらいのものをいうのでしょうか。
明確にいくらまでというのはないですが今のポートフォリオだと時価総額200億円までくらいに収まっています。
しかし、初心者の方が1日の出来高が1000株しかないという銘柄に投資するのはあまりオススメできません。
少額ならいいのですが、売買するときに値がかなり動くので逆にそれがリスクになることがあります。
ある程度慣れてきてからの方が良いでしょう。
まとめ
小型株は・・・
・株価の上昇が早いことが多い→あなたを早く金持ちにしてくれる(可能性がある)
・理解しやすい(シンプルだから理解しやすい!→リスクも抑えられる)
だから私は小型株が大好きです
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